レベル1・2で培った基礎を確かな臨床力へと昇華させる「SPレベル3」は、身体指向アプローチをより深く、柔軟に使いこなしたい援助者にとって大きな転機となる上級トレーニングです。
本トレーニングでは、講師2名による直接指導や対面ならではの対話的環境、そして体系的なアプローチを通じて、セラピストとしての見立て(ケース概念化)と介入の精度を飛躍的に高めます。単なる理論の「理解」にとどまらず、実際の臨床場面でクライエントと共に歩むプロセスに深い自信と確信をもたらす「体現」を目指します。
このコースは、ZOOMによるライブ・オンライン授業と対面形式の授業を組み合わせた全8セッション(モジュール M0-1 〜 M6)で構成されています。
履修単位時間
118 履修時間 *
* オフライン/オンライン講義および実技演習を含む時間です。受講生同士の「スタディーグループ」、講師による「スキル・グループ」と「オフィスアワー」の時間は含まれていません。
モジュール日程および概要
2027年5月28日(金)・29日(土)・30日(日)
オリエンテーションからスタートし、M1に向けた準備を行います。また、有機性・非暴力・ユニティなど、SPを支える6つの基本原理を学びます。練習セッションでの建設的なフィードバックの与え方・受け取り方についても確認します。さらに、発達段階やアクションシステムなど、臨床での介入の指針となるSPのさまざまな見取り図を概観し、その全体像を整理します。トラッキングやコンタクトなどのSPの中核となるテクニックについても、各プロセスの段階に応じた活用方法を学びます。
2027年8月6日(金)・7日(土)・8日(日)
M1では、覚醒、リソーシング、調整を中心に学びます。失調した覚醒状態について理解を深めるとともに、耐性の窓の境界付近での働きかけや、覚醒を調整するためのリソースの構築について学びます。
2027年9月9日(木)・10日(金)
M2では、オリエンティングやSMS(感覚運動の順序付け)を用いたトラウマ記憶へのアプローチを深めます。ボトムアップの視点から、感覚や身体の反応を丁寧にたどりながら、トラウマ記憶を扱う方法について理解と体験を深めます。
2027年9月11日(土)・12日(日)・13日(月)
M3では、RAD/RODを通してトラウマ記憶をさらに深く扱うとともに、現在の状態への準備を行います。また、発達の過程で形成された制約的なビリーフが、現在の課題や困難にどのように影響しているかについて学びを深めます。
2027年12月3日(木)・4日(金)・5日(土)
M4aでは、現在の状態および子どもの状態への準備を行います。未解決の記憶ネットワークとして存在する「子どもの状態」という概念を理解し、それらにどのように働きかけていくかを学びを深めます。
2028年2月9日(水)・10日(木)・11日(金)
M4bでは、子どもの状態に関する理解をさらに深め、具体的なスキルや技法を実践的に学びます。
2028年2月12日(土)・13日(日)
M5では、身体感覚や感情を探求するための選択肢を提示するプロセスを通してこれまでの学びを統合し、M6に向けた準備を行います。また、トラウマによる影響と発達上の傷つきを区別しながら、トップダウンとボトムアップのアプローチを統合していく視点を学び深めます。
2028年4月7日(金)・8日(土)・9日(日)
最終モジュールとなるM6では、ケース概念化を中心に学び、プレゼンテーションとクロージングを行います。クライエントの背景や主訴、現在の状態などを整理し、SPの視点からケースをどのように理解し、臨床につなげていくかを深めます。
本コースでは、「リアルタイム・ライブ配信(ZOOM)」と「対面トレーニング」を組み合わせたハイブリッド形式で学びを進めます。
講師2名による直接指導・フィードバック(対面モジュール)
対面セッションでは2名の講師が会場で直接セッションを観察し、その場でリアルタイムな指導やフィードバックを行います。対面だからこそ伝わる微細な身体のニュアンスや「間(ま)」の取り方まで捉えた丁寧なフォローを受けられるため、自己流に陥ることなく、実践的で深い確信を持ったスキルが身につきます。
モジュール間のフォローアップ
各モジュールの期間中にも、講師によるスキルトレーニングやオフィスアワーを設けており、疑問点の解消やセッションの振り返りをサポートする充実した体制が整っています。
SP見取り図用チートシート
複雑な臨床プロセスをクリアに把握するための「見取り図(チートシート)」を提供。セッション中に今どの位置にいるのかを瞬時に見極める確かなロードマップとして活用できます。
モジュール6の必読文献
実践を支える最新の背景理論や文献を読み解き、経験知だけに頼らない確かな理論的裏付け(エビデンス)を臨床に与えます。
デモンストレーション&グループ演習
講師によるデモセッションの観察や、参加者同士の小グループでの実技練習を通じて、体感的な理解を深めます。
SP基礎の再統合と進化
これまでに学んだ理論と介入の整理・再構築
臨床現場で迷いなくアプローチするための実践的基盤の確立
治療関係とフィードバックの深層
セッション中のやり取りをリアルタイムに捉えるアプローチ
セラピストとクライエント間での繊細なフィードバックの「授受(与える・受け取る)」と治療関係の促進
コアSPテクニックの研鑽
SPの要となる中心的な技法(コア・テクニック)の精緻化
適切なタイミングで的確に介入するための臨床的センスの育成
トラウマおよび発達上の傷つきへの統合的アプローチ
プロセスの各ステージに応じたトラウマ処理
発達的ニーズへの支援の整理とクライエントの状態に最適化された包括的アプローチ
ケース概念化とプレゼンテーション
複雑な症例の見取り図を用いた整理とケース理解
臨床適用に向けた事例プレゼンテーションと統合
本コースは、SPの応用・統合を目指す上級者向けプログラムです。認定資格取得に必須のポログラムとなります。
SPレベルⅠ(トラウマ)および SPレベルⅡ(発達段階における傷つき)のトレーニングを修了していること
所定のトレーニング申請書を提出すること
現在、臨床実践(対人援助・心理療法)に従事されている方
ZOOMを利用したライブ配信授業へご参加いただくため、以下の環境を推奨しています。
通信環境: 安定したインターネット回線(有線LAN/イーサネット接続を推奨)
機器: コンピューターまたはタブレット(カメラ・マイク機能必須、ヘッドセット推奨)
環境: 守秘義務が保たれ、静かに受講・演習が行える個室環境
レベルⅢの受講費用、お支払い方法、割引きプログラムの詳細につきましては、[講座案内・授業料Q&A] のページをご参照ください。
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私が知る限り
身体と心の双方に
深く働きかけ
人の本質に
触れることのできる
唯一の
セラピーです
〆
ロン・クルツ(Ron Kurtz)━━━━━━━━━━━━━━━━━━